「銀行口座が凍結された」という話を聞いたことはありませんか?
普段何気なく使用している口座ですが、犯罪行為や規約違反をすると口座が凍結され出金拒否されてしまいます。
ザオプションの口座も同じであり、犯罪行為や規約違反をすると口座凍結されてしまうのです。
出金拒否されるとどうなるのか。口座が凍結される理由も合わせて紹介します。
口座凍結されたらどうなるの?
口座凍結されると、その名の通り「利用口座から貯金を出金できなく」なります。
出金できないのですから現金化もできません。事実上、口座のお金が全て没収された状態といえるでしょう。
出金拒否されても数千円~数万円程度なら諦めも付きますが、仮に1,000万円口座に残っていたとしたら、悔やみきれません。
ただ、ザオプションでは「入金額の最大10%を支払う」ことで入金額分は出金できます。
仮に入金額は10万円、投資で稼いで口座に100万円残っていたといます。たとえ口座が凍結され出金拒否をされたとしても、入金額の10%である1万円を支払えば、入金額の10万円は出金できることになるわけです。(正確には出金に1万円支払っているので、総額9万円のキャッシュバック)
入金額も含めて出金できない業者も多いことを考えると、入金額の大部分が戻ってくるザオプションは良心的といえるでしょう。
とはいえ、稼いだ金額が全て没収なのは勿体ないです。最悪、元手金が戻ってくるとはいえ、出金拒否にはならない方が良いでしょう。
口座凍結される理由
「出金拒否にならないようにする」とはいえ、理由が分からないと防ぎようがありません。知らないと、うっかり条件を満たして出金拒否されることもあるでしょう。
出金拒否される理由を紹介します。
フロントランニングと思われる取引をした場合
フロントランニングとは、「注文情報を先取りして、自分に有利になるよう取引する」投資方法です。注文された購入情報よりも安く購入し、高く注文者に売りつけます。
例えば、Aさんがある銘柄を10円で購入しようとしています。ですが、それを知ったBさんが先に6円で購入してしまうのです。そして、その銘柄Aさんに売ることで、Bさんは4円の儲けができるわけです。
バイナリーオプションの場合なら、値動きに合わせて投資を行います。「ハイ」の注文が多いと値動きはハイの方向へ動きやすく、便乗することでほぼ確実に儲けが出せるでしょう。
本来なら他人の購入する銘柄をすることはできませんが、投資の仲介業者や注文を受け取る業者なら、顧客の注文状況を知ることはできます。一般利用者への規則というよりも、投資関係者が行う不正対策といえるでしょう。
また、値動きが表示される時間差を利用したレート遅延も規約違反の対象です。一見すると全て同時に更新されるように見える値動きですが、業者やアプリによって多少の違いが存在しています。表示が早い業者で流れを確認した後、すぐに表示が遅い業者に投資をすれば、確実に値動きを予想できるわけです。システムの裏を突いた、一種のカンニングといえるでしょう。
とはいえ、実際には1秒くらいしか差が無く、人力で行うのはほぼ不可能です。もし行うのでしたら、プログラミングされたツールが必要になります。
まとめると、「答えが分かった上で投資する方法は禁止」ということです。フロントランニングやレート遅延に限らず、不審な投資や止めましょう。
自動売買ツールを利用した場合
バイナリーオプションの多くは、自動売却ツールの使用を禁止しています。細かい理由は色々ありますが、主に運営サーバーに負担がかかるからです。
自動売却ツールとは、人に代わり、自動で売り買いするツールのことです。売値と買値を指定することで、その指定値に達した際に自動で投資が行われます。自動売却ツールは常に作動している都合上、常に情報を更新し続ける必要があり、要求先の運営サーバーの動作を遅くしてしまうのです。
1人2人なら問題なくても、千人万人と利用者が増えれば、そのうち運営サーバーはまともに動かなくなってしまうでしょう。
とても便利なのですが、絶対に使わないでください。
ちなみに、国内なら自動売却ツールが使える業者も存在しています。気になる人は調べて見ると良いでしょう。
投資額と比べて異常な入出金がある場合
「投資額が1万円ほどしかないのに、入出金で総額1,000万円動いている」など、明らかに不自然な使い方をされていても出金拒否されます。理由としては、犯罪行為に利用されている可能性があるからです。
直接大金を受け渡すのは難しくても、ネットバンクを経由すれば簡単に大金の受け渡しができます。一度口座に入れることでマネーロンダリングにもなり、犯罪行為がしやすくなるわけです。
もちろん、ただ単純に「少し挑戦してみたけど、自分に合わないから出金した」という可能性もありますが、少しでも可能性がある以上は無視できません。
まとまった大金を入出金する際は注意してください。取引状況によっては間違われることがあります。
登録情報に偽造が確認される場合
もし、登録情報に嘘偽りがあると、それだけで出金拒否扱いになります。たとえバイナリーオプションのネットバンクだったとしても、契約は絶対です。偽情報で登録して良いわけがありません。
偽の情報で契約するのは「文書偽造の罪」になる立派な犯罪です。個人情報の流出を嫌って、偽名や偽の住所などを記載するのは問題があります。
誤字による多少の間違いならともかく、故意に情報を偽造するのは止めてください。
重複して口座を作る場合
バイナリーオプションでは、重複口座を禁止しています。重複口座を認めてしまうと、キャンペーンの複数取得ができてしまうからです。特に、キャンペーンが多いザオプションでは致命的で、キャンペーンを不正する人が出てきます。
重複口座を持つのは物理的に可能ですが、バレたら全ての口座が出金拒否です。1人1口座を守ってください。
取引以外に口座を使用した場合
当然ですが、バイナリーオプションの口座を投資以外に使用してはいけません。入出金による犯罪行為はもちろん、クレジットカードの支払い先や生活費の引き落としなどもできません。
あくまでも、バイナリーオプションの口座は投資に関することのみに限ります。別のことに使いたければ、出金して別の口座に入金してから使用してください。
違反していなくても口座凍結される?
主に規約違反をすることで出金拒否となるバイナリーオプションですが、稀に規約違反をしていなくても口座凍結になる場合もあります。
例えば、短時間で大金を稼いだ場合です。理論上は可能でも、月に100万や1,000万円稼ぐのは不可能に近いでしょう。低額から投資できるバイナリーオプションならなおさらです。明らかに短時間で稼ぎ過ぎているようだと、フロントランニングやレート遅延などが疑われて出金拒否になります。どの時間でも常に取引しているようなら、自動売却ツールの使用も疑えるでしょう。
他にも、同じパソコンで自分用と家族用の口座を作ってしまい、同じIPアドレスであることから重複口座と見なされて出金拒否になるなど、ちょっとしたことから疑われ、そのまま出金拒否されることも珍しくはありません。
注意したところで回避できる事ではありませんが、紛らわしいと思うような行動は控えるようにしましょう。
万が一のために別の業者も利用する
誤認対策として、口座を分ける方法もあります。とはいっても、重複口座をするわけではなく、別の業者で口座開設をするということです。
万が一、出金拒否されてしまっても、口座を分けて置けば被害は最小限ですみます。口座を使い分けるのは面倒かもしれませんが、余裕があればザオプション以外の業者に口座を作っておきましょう。
出金拒否を解除するにはどうすれば良い?
もし、出金拒否されてしまったら業者に問い合わせてください。理由を確認したのちに、入金額の最大10%を支払って入金額を出金することができます。
また、誤解や理由があれば、出金拒否を解除してくれることもあります。どのような対応になるかは相談してみないと分かりませんが、まずは業者に問い合わせをすることから始めましょう。
諦めるのも一つの選択
業者に連絡するのが面倒なら、いっそのこと諦めてしまっても良いでしょう。問い合わせても出金拒否が解除される可能性は低いですし、問い合わせの結果が出るのも遅いです。
仮に数千円~数万円程度しか口座に残っていなければ、没収されても諦めがつきます。心機一転、他の業者を利用しましょう。
条件未達成による出金拒否
口座凍結以外にも、出金拒否される場合もあります。ザオプションでは、5,000円未満の出金を認めておらず、出金が少額過ぎると出金拒否されるのです。
また、業者や利用者に問題があるのではなく、出金先銀行口座詳細に問題がある場合もあります。出金拒否される原因は、口座凍結だけではないのです。
もちろん、それらの出金拒否は口座停止されているわけではないので、今後もそのまま利用できます。出金額は最低出金額以上であるか、口座の方でトラブルが発生していないかなど、エラーの内容から判断し対処してください。
清く正しく取引をしよう
出金拒否される主な理由は、規約違反をしたからです。フロイトランニングによる投資、自動売却ツールの使用、投資以外に口座を利用するなど、契約違反なことをすれば、出金拒否になるのも当然といえるでしょう。出金拒否は理不尽なのではなく、しっかりした理由があるわけです。
「疑わしきは罰せず」という言葉もありますが、バイナリーオプションではそうはいきません。誤解による出金停止もありますので、規約違反をしないのはもちろん、怪しい行動はしないよう心がけてください。